本学学食 戻る活気 「よく食べ よく学んで」
杜ダイが入る川内厚生会館(川内キャンパス) |
本学の各学食が新型コロナ流行前の活気を取り戻しつつある。川内北キャンパスにあり、学部1、2年生が多く利用する「川内の杜ダイニング(杜ダイ)」に焦点を当て、東北大生協次長(食堂事業担当)の宮崎研さんに、昨年度からの利用状況の変化と合わせて、東北大学の学食ならではの魅力を聞いた。本学学生の学食の利用頻度や、訪れる理由についてもアンケート調査を実施した。
東北大生の食を支える
宮崎さんは本学の学食について語ってくれた。
―昨年度からの杜ダイの利用者数の変化は
新型コロナ流行前の2019年度と比較すると、昨年度は6割程度だったのに比べ、今年度は8~9割と、利用者数がほぼ戻ってきています。
―新型コロナの流行が始まった当初の様子は
客席の利用ができなかったため、料理を日替わり弁当の形で提供していました。その後は新型コロナに対する学内の行動指針に合わせて、徐々に従来通りの形に戻していきました。今は席の間引きや黙食の徹底、アクリル板やビニールカーテンの設置を行っています。
杜ダイの人気メニュー「K1ハヤシライス」 |
―人気のメニューは
朝や夜は定食、昼だとハヤシライスが人気です。フェアメニューが出ると一気に注文が集中します。
―フェアメニューは新型コロナ流行前も実施していたのか
新型コロナ流行前も「北海道・東北フェア」や「北陸フェア」などを実施していました。
―おすすめのメニューは
季節限定のメニューやフェアメニュー(2週間提供)はおすすめです。朝定食は栄養のバランスが非常に良い上に380円なので、本当にお得です。昼のメニューの多くが全国の大学生協共通ですが、朝と夜は東北大の完全オリジナルなので、川内キャンパスに来たらぜひ食べてほしいです。
―朝食というと、以前行っていた「100円朝食」はどのような経緯から実施されたのか
東北大学の学生支援パッケージの一環として、本学学生支援課からの要望をもとに、大学が企画、生協で実施したのが始まりです。初回からかなり好評で、利用者も支援者も増えていきました。卒業生や企業からの食材の支援をいただくこともあり、非常に実施しやすい環境を整えてもらえています。
―1日当たり定額分の食事をとることができる「ミールカード」だが、現在の利用者数は
学生・教職員合わせて3,000人くらいです。1番人気は「ライトプラン(1食分)」ですが、新入生は「ベストプラン(3食分)」も多いです。
―入学当初からの利用が多いのか
そうですね、入学時に申し込んで、卒業まで利用していただくことが多いです。ネット上で栄養摂取状況を確認したり、仕送り代わりにしたりすることもできるので、保護者の方も安心するのだと思います。
―本学を志望する高校生にメッセージを
THE世界大学ランキング(日本版)のトップに位置づけられる東北大学で、「食」を担う立場として学生たちを全力で支えていきたいと思います。ぜひ本学に入学して、たくさん勉強して、たくさん食べて、よりよい学生生活を送ってほしいです。
Couleurで提供されている学食メニュー。 一部のメニューはテイクアウトが可能になっている 。 自家製カレーは東北大生にも人気のメニュー。 |
カレー 根強い人気
TwitterやLINEを用いて学部1年生14人、2年生6人に学食の利用状況を調査した。
利用頻度はほぼ均等に散らばり、学生の履修する授業によって変わってくる。利用する店舗は全て川内キャンパス内であり、杜ダイとキッチンテラスCouleurに人気が集中した。好きなメニューでは、
昼食時は店外に長い行列ができ、2時間で1,000人が訪れる食堂もあるほど愛されている本学の学食。「早い、安い、うまい」を体感してみてはどうだろうか。